職場では、「上司、同僚、部下、後輩」、「新卒、中途、異動、転勤」とさまざまな過程を経ていろいろな人が働いております。
出身地や学校、社歴や学歴、家庭環境と、全く同じの人はいません。
その職場では、人間関係が悪いという話は決してめずらしいものではありません。
表面上おだやかにみえても、実状は快く思っていいない
あからさまに仲は悪く、言動や態度にあらわれている
特定の人だけが仲がよくて、その他は口もきかない
程度の差はあれ、さまざまな人間関係の悪さが存在していると思います。
生活の大部分の時間を占める職場で人間関係が悪いということは耐え難い時もあり、時には会社自体辞めたいと考えるまでの方もいらっしゃるでしょう
どのように対処するのが良いのでしょうか
特定の1人との人間関係が悪い
部署の規模にもよるかと思いますが、課員2人と課長だけという部署や、課長1人と課員1人等、特殊なケースは除いて複数人数での職場としてお話しします。
上司の場合
上司といえども聖人君子ではありません
程度の差こそあれ、人の好き嫌いはあります
それでも、できる上司は仕事を完遂するために、好き嫌いだけで仕事は進めません
しかしながら、そんなにできた上司ばかりではありません
表面上は普通に接していても、自分が好意的にみてる人がもってきた資料と、嫌いな人がもってきた資料と内容が同じにもかかわらず、文句を言ったり、ダメ出ししたりします
そして評価も低くなります
この場合の対処方ですが、まず何か人間関係を悪化させるきっかけがあったかを考えてみましょう
初めて仕事を始めた時、初対面からすぐに人間関係が悪かったのでしょうか?
いきなり、どなられたりしたのでしょうか?
きっと、嫌だなと思うようなきっかけがあったはずです
あなたが気分を害するような言動や態度をしたのか、行動が気に入らないのか、何かあるはずです。
何か自分で感じるのであれば、改めるべきです。そして自分がもしその上司を「嫌いだ」という感情で接していると、必ず相手にも伝わります。
まずは、自分で心当たりがあることを、変えてみましょう。
それが無いのに、ただ単につらくあたるのであれば、それは上司としては失格です
逆に自分に何の落ち度もないのに、そのような態度をとる上司であれば、同僚や部下は理解しているはずです。
そして、その上司のおかげで、明らかに不利益を生じているものがあれば以下の判断をすべきです。
その不利益なものは、コンプライアンス上に反しているか。
それとも、通常の業務内での言動や態度なのか。
通常の業務内での言動や態度であれば、仕事上の指導の域なので、それは割り切って自分自身で改めましょう。
そうでは無く、あまりにも理不尽な内容や、仕事上に関係のない話であれば、そのようなものを相談する仕組みがあるはずです。
会社を辞めるという考えがあるのであれば、まずはある仕組みを利用するのも手です。
そんな仕組みもなく、収入にも影響し、暴言や理不尽な要求をされるようであれば、あなたの年齢やキャリア、世の中の景気動向にもよりますが、初めて辞めるという選択をすべきだと思います。
同僚の場合
同僚と呼んでいるのは、年齢の上下は関係なく、会社での役職上は同じ立場の者と考えてください
これも、上司の場合と同様ですが、まず自分自身で人間関係が悪化するものがなかったのか、考えてみることが大切です。
上司と違い、職場での役職上の上下関係はありません。
また仕事上の不利益を被るケースも多くはありません。
同じ職場で机をならべて、顔をつきあわせているのが嫌で嫌でたまらないケースではないでしょうか。
多かれ、少なかれ、気のあわない人間というのはどこにでいます。
そこは仕事として割り切って、接していくしかありません。
同僚と人間関係が悪くて、辞めるという選択肢は無いと考えます。
「嫌な同僚がいるから辞める」
人間関係以外にも辞める要素があれば別ですが、給与や待遇は申し分ないのに辞めるのは、早計です。
いかに、自分の気分を害さないように過ごすかを考えるのが先ではないでしょうか。
部下の場合
これは、人間関係が悪いというよりも、いかに上司として部下を扱い、仕事をスムースに進ませるかということではないでしょうか。
上司という立場上、権限や自由度はあります
これは、部下を気持ちよく働かせて、成果をあげるために何をすれば良いかという観点で臨むだけです。
特定のグループとの人間関係が悪い
単独対グループ
これは、自分一人と、同僚、後輩含めたグループとの関係だと想定します。
自分一人だけ孤立しているようなケースと考えます。
しかしながら、私自身かれこれ20年以上、社会人生活を送っておりますが、ここまであからさまなものは見たことがありません。
この状態で、嫌がらせをされている、仕事をするのに支障があるような状態であり、何もしない上司であれば、辞めるという選択肢もありではないでしょうか
もし、仕事上問題無し、収入や出世にも影響無し
そんな状態であれば、気にせず過ごすということも考えられます
会社規模や、仕事内容でも違いますが、このような状態では仕事上問題無しということはあまり無いとは思います。
会社としての体を成していないので、辞める選択肢もあるかと考えます。
グループ対グループ
これは、派閥のようなものです。
どの階層でもある場合があります。
あまり、このような状態は良くありません。
しかしながら、給与や待遇が満足いく状態であれば、この状態を楽しむようなことでやり過ごしましょう。
一人ではないので、追い込まれるようなことはないのではないでしょうか
全員の人間関係が悪い
これも、私自身、見たことや経験したことがありません
表面上は普通に過ごしているかと思いますが、この状態でしたら、辞めることも選択肢のひとつです。
表面上だけでなく、仕事の遂行においても影響があるとすれば、会社組織としては成り立っていません。
もしくは、よほどの厚遇で、いるべきと判断する方もいらっしゃるかもしれませんが、あまり無いケースだと思います。
いかがでしょうか
私は辞めてはいけない等と申すつもりはありません
自分自身が改められるものはあらためて、それでも辞めた方が最善だと判断できるのであれば、会社を変えることも選択肢です
全ては、自分自身の損得を考えたうえで行動すべきだと思います