なぜSDカードをそんなに購入するの? 昭和初期世代のデジタルカメラ事情

私の友人に聞いた話ですが、彼の母親、御年70歳になり、いまだに元気で旅行をしたりしてアクティブに活動されているお母さんがいらっしゃいます。

旅行好きということもあって、カメラは多用するため、最新鋭のデジタルカメラを使用しています。

今はあえてデジタルカメラと呼ばずとも、カメラといえばよほど特殊なケースを除いてはデジタルカメラだと思います。

ここまでは旅行好きな、お年寄りがカメラを持っているという、よくあるお話です。

しかし、彼の友人の話を聞いて驚きました。

SDカードを100枚以上保有

なんと、このお母さん、SDカードを100枚以上を保有しているそうです

それもSDカードの表面には、シールを張って、マジックで年月日と旅行先を記載しています。

何のSDカードが100枚もあるのでしょうか。

それは、お察しのとおり、デジタルカメラの写真が格納されたSDカードです。

デジタルカメラで撮影されて、メモリいっぱいになったSDカードは、別の媒体にコピーするなど無しに、なんと新しいSDカードを購入して新たにセットして使用していたのです。

SDカードを販売しているメーカーにとっては、何と嬉しいお客様でしょうか。

こんなお客様が大多数であればどんなにいいでしょうか。

このお母さんは、メモリいっぱいになり、撮影できませんという旨のメッセ―ジが表示されると必ず新しいSDカードを購入し使用していると言うのです。

他の媒体にコピーする術が無い

私は、友人にその話を聞いて、真っ先に、「それはお金がもったいないんじゃないか。なにかCDなりDVDなり、外付けHDDなりに移して使えばいいんじゃないかい」と話しました。

しかしながら、その友人いわく、「PCがあるわけでもなく、もしPCを渡してあげても使いこなせないよ」

ましてや、もともとPCなど使えなくて、70を越して使い方を覚える気もないようでした。

そうすると、たまりにたまった写真データは、見る機器はデジタルカメラ本体か、もしくはケーブルだけをテレビにつないでみるだけしかないようです。

そうすると、SDカードのメモリいっぱいになったら、新しいのを購入するしかないという結論に達したようです。

当のお母さんも、「カードいっぱいになったら、新しいカード買えばいいよね」と最初から言っていたぐらいですので違和感はないようです。

PCを使用しない世代の使用方法

今のデジタル化された時代では、PC、もしくはタブレットなどを使用しない世代にとっては、その恩恵にあずかれないということが言えるのではないでしょうか

デジタルカメラは、そもそもフィルムのカメラとは違い、SDカードを他の媒体にコピーすれば、SDカードの劣化で使用できなくなるまでは、何度も使えるのがデジタルカメラの利点ではなかったのはないでしょうか

それが、その術をもたない人にとっては、何の恩恵もあずかっていないことになります。

もしかすると、コストの低い、フィルムの方が良かったのではと思える例でもあります。

今後高齢化となる社会、こんなところにもビジネスとして活用できるヒントが隠されているかもしれませんね