サラリーマン コラム

理不尽な上司 あせってはダメ 反発しなくても道はあります


 

仕事をしていると、理不尽なことで怒られる、責められるといったことがいくらでもあります。

お客様、取引先、ましてやそれが直属の上司であったりする場合もあります。

特に直属の上司の場合は、常日頃から管理していて、業務に関しては一通り分かっているはずなのに、なぜ?と疑問を持ち、腹が立ち、心情的にも心穏やかではありません。

それは決して特殊なことではなく、どこの会社や組織にもいる人です

たまたま運悪く、そのような人が上司になってしまうことも少なくはないと思います。

 

そんな上司に、正論で真っ向から否定したり、自分に非がないことを伝えても、

「口答えするな!」

「言い訳するな!」

などと怒鳴られ、怒られ、さらに腹が立つだけです。

このような理不尽な上司、そもそもそんなことが分かっていたら、理解していたら、最初から理不尽なことは言ってきません。

素でそう思っているのです。

そんな相手にはどう立ち振る舞ったらいいのでしょうか

それを考えた方が、得だと思います

 

理不尽な上司のパターン

気分によって態度や指示が変わる

いつもムスッした顔をして座っており、自分の気分が悪いと部下にあたりちらす。

急に仕事を指示して、途中で「早くしろ、いつまで待たせるんだ」と言ってせかして、部下を怒る。

自分の思い通りにならないことがあるとすぐに機嫌が悪くなり、自分の嫌いな人間に対して急に責め立てる。

 

仕事の内容ではなく好き嫌いだけで判断する

仕事の内容や態度は別として、自分の好き嫌いだけで、相手への態度を変える。

同じ内容の資料を作ったとしても、自分の好きな部下に対しての態度と、嫌いな部下への態度が180度違う。

仕事の割り振りも好き嫌いで判断する時が多分にある。

 

自分で言ったことを覚えていない・指示がコロコロ変わる

自分で言ったことを覚えていない。翌日になったら違うことを指示される。

例えば、資料を詳細な部分も記載しながら、図表をふんだんに使って作成しろと言っておいて、いざ提出したら、「こんなに手間をかけて、非効率なことをするな」と怒られる。

もともとの指示で行ったのに、それすら覚えていない。

 

上に対しては媚びへつらい・下にはえばる

さらに悪いことに、理不尽な上司のその上の上司も理不尽な場合。

理不尽な上司のさらに上司へは、媚びへつらい、絶対に逆らわず、全く違ったことを指示されても、何も言わずそれに従う。

また上司の上司への報告・連絡内容も、下手に責め立てられないように、加工、ねつ造したり、逆に過度に「なぜ社内での報告で、ここまでするか」というほどの資料を作成させられたり、時には何につけても上司の上司への対応が最優先であったりする。

そのくせ、上司の上司から理不尽なことの指示や叱責をされると、自分で吸収はせずに、部下に対して、その怒りをぶつける。

 

驚くほど自部署のことを把握していない

自分の好き嫌い、思い込みで指示したり、判断したりするので、こちらが驚くほど自部署の仕事内容、役割分担、部下の状況を把握していない。

把握していないことは確かだが、本当にそう思い込んでしまっているので、どうしようもない

勝手な配置転換や、業務変更など中間管理層に話さず部下に指示して、現場を混乱させている。

 

理不尽な上司への対応は

どこの職場にいっても、このような上司はいるものです

全員が全員そうでなくても、どの業界、業種においても、必ず聞く話です。

ではどんな対応をすればよいのでしょうか?

こんなことで転職をしたりするのは、ばかばかしいことです

じっといなくなるのを待つか、時にはうまくかわして、だましだまし相手にしておくことが重要です

それぞれの理不尽な上司がなぜそのような行動をとっているか、想定したうえで対処をしたほうがよいのではないでしょうか

 真っ向から否定しない・意見しない

どのような上司でも共通して言えるのは、いくら正論であっても、真っ向から否定したり、意見したりしないことです。

威張る、責めるといった上司は、そもそも自分に自信がなく、威厳を保ちたいだけということもありますし、本当に単なる気分だけ、性格の問題である場合もあります。

そのような人間は、いくら下の立場のものが話しても、絶対に聞く耳は持ちません。

このような人間に対して、本気で怒っても、悩んでも、無駄なことです。

適当に褒めたり、おだてたり、何か言われても「申し訳ありません、勉強になります」と、いかにも敬っているような態度で接していればいいかと思います。

面倒なことですが、うまくかわしておくに尽きるのではないでしょうか。

 

同僚・部下を賛同させて外堀をうめる

正当な仕事内容のミスなどの理由や、落ち度があって叱られるのならまだしも、気分だけで怒りの矛先を向けられたり、上司とその上司間での理不尽なことで八つ当たりを受けたりするのを全て受け止めるのはとても嫌なものです。

このような上司であれば、少なからず、誰しも同じような境遇にあったりしていることが考えられます。

その状況を話して、他の人にも同じだと思ってもらい、何かあった場合、共同で話したり、説得したりできるような体制にしておくことが重要です。

この理不尽な上司を孤立させてしまっては、さらに事態が悪化しますので、上司対その他全員の図式になれるように、外堀をかためましょう。

 

いかがでしょうか

あなたの職場にもこんな上司はいませんか

もしくはあなた自身がこんな上司になっていませんか

所詮は仕事、会社、部署

どこにでもある話です

こんなことを深く悩んでも、何のメリットもありません

心身ともにおびやかすようなひどい状態でなければ、うまく受け流すかすることが大事ではないでしょうか

 

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