最近では、すっかり職場、それも自席でタバコを吸うような光景はなくなりました。
私が社会人のなりたてのころ、平成の初期では、まだまだ自席に灰皿を置いて、そのままライターでシュポと火をつけ、タバコを吸っていたものでした。
絶対に今では考えられない光景ですが、昭和から平成のはじめぐらいまではタバコを吸うのは、いつでも、どこでも、何度でも、好きなように吸っていた時代でした。
しかしながら、今では、受動喫煙防止法や、歩きたばこの禁止条例、病院や学校などの敷地内全面禁煙とするなど、タバコを吸える環境はどんどん減っています。
驚くなかれ、昭和40年代には男性の80%以上の喫煙率であったものが、平成元年で60%、現在の平成28年では30%を切るようになってきました
そんな状況において、私の職場でも、タバコを吸う人はごくわずか、喫煙者は1割にも満たない状態になっています。
それでも、まだまだタバコを吸い続けている人はいて、いくら値上げされても、禁煙をすすめられても、やめずに吸い続けています。
そういう私もそうでした
25年ほどタバコを吸っていましたが、きっぱりやめて、何とか禁煙できております。
しかしながら禁煙は非常に困難な道のりでした
それでも、禁煙したことによるメリットは多分にありました
喫煙の害
タバコは、燃焼させ、その煙を吸い込む嗜好品です
タバコは百害あって一利なしで、さまざまな健康被害を招きます
タバコの煙は危険物質の宝庫でタールやニコチン以外にも、約4,000種類もの化学物質が含まれ、200種類以上の有害物質、50種類以上の発がん物質が含まれます
主なか化学物質は、トルエン、カドミウム、ヒ素、ブタン、アセトンなど、人体にとって決して良いものとはいえない物質だらけです
タバコによる肺がんのリスクはありますが、それにとどまらず、さまざまな健康被害、病気のリスクがあります。
そして、美容にとっても大敵です
またニコチンによる依存症となり、吸わずにはいられなくなります
その結果、タバコを購入し続けることになり、経済的な負担にもなります
またタバコを吸っているあなたのまわりの人にも受動喫煙による健康被害を及ぼします
禁煙のすすめ
お金をかけて、健康を害して、さらにタバコを吸う時間を費やす
タバコを吸った後のニコチン切れで、いらいらしているのを、再度タバコを吸ってニコチンを供給してそのいらいらを解消して、時間がたつとまたニコチン切れで、タバコを吸うことの繰り返し
これがニコチン依存症です
このニコチン依存症の状態でタバコを吸い続けることは、健康、経済の理由からあえて続けるべきはありません。
禁煙すべきです
禁煙して、もともとの健康をとりもどすべきではないでしょうか
禁煙の離脱症状
禁煙はしたいが、なかなか簡単にはタバコはやめられない
ある意味正しく、ある意味間違っています
結局、喫煙は、ニコチン依存症という病気だということをよく理解して、禁煙外来の門をたたくことが一番の成功への近道ではないでしょうか