朝、トイレに入って、下をみてびっくり
紙は真っ赤
白い便器もほとんどが血で真っ赤に染まっている
一瞬、何が起こったのか、分からない状態になってしまいますね
トイレットペーパーで押さえても、血がポタポタと落ちて止まらない
血便とは違い
出血だけがポタポタと続く
内痔核、いわゆるいぼ痔が悪化して、出血が止まらない状態になることがあります
内痔核による出血の状態は
日本人の三人に一人は悩んだことのある痔。
特に患う比率が多いいぼ痔、内痔核は出血が顕著にあらわれます。
最初の頃は、たまに出血するなという程度が、しばらく続いている状態が、だんだんと悪化してくると、便器の水が赤く染まる、そして次の段階では白い便器の全体的に血がつくようになる場合もあります。
トイレットペーパーでしばらく押さえて、少しだけ血がつくだけの状態ですぐ出血が止まったりしたものが、ペーパーにべっとりと真っ赤に血がつくようになります。
また出血は排便後だけだったのが、排便時出血した時は、しばらくの間出血が止まらず、下着にも血がつく時もあり、それがさらに染みて電車や、会社のデスクの椅子に血がにじむような場合もあります。
もちろんスーツのお尻の部分も血に染まるような状態です
その出血が原因で貧血になるケースも多々あり、痔の出血だから少しおさえておけばいいレベルではおさまらないこともあります。
内痔核による痛みは
これだけ出血するのだから、さぞかし痛いだろうと思いますが、実は内痔核は通常痛みはありません。
内痔核ができるのは、痛覚が無い腸内粘膜にできるので、気づきにくいのが特徴です
そのため、中で膨らんだ内痔核がスポンジのような状態となり、そこで排便すると、スポンジを絞るようにピューと出血するようになって、初めて気づくケースもあるようです
出血した時にとるべき対応は
便器が真っ赤に染まるほどではないにせよ、肛門から出血するということは何らかの疾患があるということです
この状態で治療をせずに悪化させると、内痔核はどんどん大きくなり、肛門内の粘膜が出てくるようになってきて、悪化していきます。
また、肛門から出血したから、すべてが内痔核というわけではありません。
肛門に違和感があった
出血した
そのような場合には、しかるべき専門の医療機関を受診して検査してもらいましょう
専門の医療機関というのは、肛門科のことです
肛門科の門をくぐるのは最初は勇気がいることだとは思いますが、確実に診断してもらうには重要です
肛門科にいくと、何でもかんでも手術だという印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、手術をしなくてはいけないケースは少ないようです。
逆に、最初に行かないで悪化して、どうにもならなくて受診して、手術という診断がくだるケースのが多いようです
まずは早めの受診をおすすめします。
サラリーマンと痔
デスクワークで同じ体制で座っている、ストレス、長便所、飲酒、不規則な生活、寝不足といった痔にはよくない条件がそろっています
気をつけたいところですね