サラリーマンをやっていると、異動がつきものです。
それも出世、昇進に伴う異動となると、厄介なケースに遭遇する時もあります。
終身雇用、年功序列の時代はよかったですが、現状では終身雇用や年功序列の考えは崩れ去りました。
そうなると、同期が上司になる。
後輩が上司になる。
極端な例ですが、昨日まで部下だった人間が上司になる。
そんなことが起こることは珍しくない時代です。
誰しも起こりうることですが、実際になってみると、気持ちは複雑ではないでしょうか?
もしも、立場が逆転した時は、どのように気持ちに折り合いをつけて、対処すればよいかご紹介致します。
同期や後輩、年下が上司になった場合
同期や後輩といった年下が上司となるという状況は、感情的に複雑なものになるかもしれません。しかし、適切なアプローチを取ることで、この状況を受け入れることができます。
自分自身の状況を素直に受け入れる
まず最初に、年下の上司に対して自分が持つネガティブな感情を認め、受け入れましょう。
年下であることがどのように感じられるか、なぜ自分が感じるのか、ということを自分自身と向き合って考えることが重要です。
不満や抵抗を感じるかもしれませんが、まずは冷静に受け止め、その人が上司として妥当なのか、能力や経験があるのかを客観的に判断しましょう。
そして、尊重する態度を示すことです。
同期や後輩が上司になったとしても、彼らはあなたと同じように仕事をしてきた人たちです。
しかし、彼らは新しい立場に就くことで、新しい責任が生じます。
彼らを尊重することは、彼らが新しい責任を果たすために必要な信頼を築くことにつながります。
コミュニケーションを大切にする
上司と部下の関係に加えて、年齢や経験などの違いが絡み合うため、コミュニケーションは非常に重要です。上司としての期待や要望を明確に伝え、部下としての期待や要望も上司に伝えることが必要です
以前よりも距離が近くなるかもしれませんが、コミュニケーションを大切にすることで、上司と部下の関係をしっかりと構築することができます。
また、上司としての責任や役割を理解し、上司としての意見や決定に従うことも大切です。
そして経験と知識を共有することにより、同期や後輩よりも豊富なあなたの経験が彼らにアドバイスを提供することができます。
しかし、アドバイスを提供する前に、彼らがあなたを尊重し、信頼していることを確認することが重要です。
役割と責任を明確にする
彼らが上司になると、業務や責任範囲が変更される場合があります。
役割と責任を明確にすることで、混乱を避け、業務の円滑な進行を確保することができます。
過去の関係を引きずる必要はありません。
プロフェッショナルな態度を示し、新しい立場での関係を築くことが大切です。
もちろん、自分の能力を自ら制限する必要はありません。
むしろ、今以上に自分の能力を発揮し、上司に貢献することで信頼を得ることができます。
上司であることは、業務を遂行するための役割であることを忘れないようにしましょう。
役割と責任、さらに目的を明確にし、それに向かって努力することが重要です。
ストレスを上手にコントロールする
しばらくは、ストレスを感じるかもしれませんが、ストレスを上手にコントロールすることが重要です。
ストレスを溜め込まないようにするために、適度な運動や趣味、コミュニケーションなど、ストレスを解消できる方法を見つけることが大切です。
そしてプラスに捉えることが必要です。
年下が上司となることは、チャレンジングな状況ではありますが、機会でもあります。
年下の上司との関係を良好に保ち、チャレンジを楽しむことができるようにしましょう。
彼らがあなたをサポートしてくれることも期待できますので、コミュニケーションを通じて協力関係を築きましょう。
以上のように、同期や後輩、年下が上司となった場合には、自分自身を受け入れ、目的を明確にし、コミュニケーションを大切にし、学びの姿勢を持ち、プラスに捉えることが大切です。
また、同期や後輩、年下が他部署からであればまだいいですが、
現在の部署の部下にとびこされた場合には、上記に増して、以下のように考えましょう。
冷静な対応が必要です。感情的になってしまうと、その後の関係に悪影響を与える可能性があります。
原因を理解すること。部下がとびこしてきた原因を理解することが重要です。
次にその原因が何であるかを把握し、問題点を解決するための手段を考えましょう。
関係を再構築する。自分自身の問題点を改善することや、積極的なコミュニケーションを。
部下にとびこまれた場合には、特にストレスも多くなります。
冷静に対応し、問題点を解決することが重要です。
それでも、役職とはただの役(役割)を定義された職です。
あなたの人間としての価値や、全ての能力を否定されたわけでも、何でもありません。
よく考えて、冷静に、感情的にならないように対処していきましょう。