管理職の役割とスキル

今さら聞けない ロジカルシンキング③ フレームワーク

今さら聞けないロジカルシンキング

②ではMECEと構造化をご紹介しました。

MECEはもれなく、ダブリなく要素を抽出すること

構造化とは成立している成分、要素、状態を明らかにして、階層化すること

一言で言うと簡単に思えますが、いざ実践するとなると、そうやすやすとはできません

そんな時に役にたつのがフレームワークです

フレームワークとは思考のフレームワークのとことで、効率的にMECEと構造化できるものです

代表的なフレームワークをご紹介します

 

1.フレームワーク 空・雨・傘

非常に分かりやすいフレームワークからご紹介します

空、雨、傘

ぱっとみても関連している単語が並べられています

これは意志決定するための有名なフレームワークです

空、空をみたら曇り空である

雨、黒い雲もあり雨が降りそうだ

傘、雨が降りそうだから傘を持っていく

これらはそれぞれ

空、「客観的な事実」、「外部環境」

雨、「事実、環境からの解釈、予想」

傘、「解釈、予想からのアクション」

となり、意思決定のプロセスが明確に表されています

 

2.フレームワーク P・D・C・A

これは、ロジカルシンキングだけでなく、あらゆる業種、職種でよく用いられるものです

各アルファベットは以下の頭文字で

P:Plan(計画)

D:Do(実行)

C:Check(確認)

A:Action(見直・行動)

をあらわします

計画して、実行して、確認して、見直(改善)する

PDCAのサイクルをまわするとよく言いますが、これがまさにロジカルシンキングのフレームワークです

 

3.フレームワーク 5W1H

これ、ロジカルシンキングだけでなく、あらゆる業種、職種でよく用いられる、非常に有名なフレームワークです

内容は

5つのW

Who:誰が

When:いつ

Where:どこで

What:何を

Why:なぜ

と1つのH

How:どのように

で考えることです。

みなさん、ロジカルシンキングのフレームワークなどと格式ばったことを言いましたが、これらは普段から使っていませんか

報告するとき、連絡するとき、ビジネスの基本のようにいわれていますが、このフレームワークによって、伝える内容にモレ、ダブリなくでき、有効であることは明確です

 

4.フレームワーク 緊急度と重要度のマトリクス

緊急である 緊急でない
重要である
重要でない

こちらも、ロジカルシンキングのフレームワークであることを意識しないで、普段から使われている方もいらっしゃるのではないでしょうか

優先順位を決める時には、現在発生している事柄、仕事などをMECEであらわすのには非常に有効です

 

いかがですが

これがロジカルシンキングのフレームワークの一部です

もしかして、みなさんも普段からロジカルシンキングを実践していませんか

さらに意識して、ロジカルシンキングのフレームワークを活用することが大事だと思います

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