梅毒の急増 過去の性病と侮るなかれ

国内で梅毒が急増

こんな報道がよく見受けられるようになっています

ちょうど下記のような記事も読みました

日本医師会のニュースポータルサイト 梅毒患者の増加で注意喚起

また当ブログ管理人の私も、ちょうど人間ドック(記事はこちら→初めての人間ドック 受診編)の検査項目にあり、誰にでもありうる病気なんだなと改めて実感したものでした。

サラリーマン諸兄の皆様は、忘年会や新年会、歓迎会や送別会といった宴会の後に、同僚に誘われてお店により、その後、翌日になって急に不安になったという経験も少なからずある方もいらっしゃると思います。

症状などの医療的なことは専門のサイトがあるので、そちらにまかせて、当記事では梅毒の概要や検査するにはどのような手段があるのか、身近な話題をご紹介致します。

梅毒とは

歴史と現状

梅毒の歴史は古く、1494年ぐらいのフランスでの発生が最初とされています。

今は2018年ですのでかれこれ500年近く経っても、まだ病気として蔓延している状況ですね。

終戦後の1949年には日本でも22万人の患者報告数がありましたが、1940年以降のペニシリンによる治療の成功と普及により劇的に減っていきました。

1940年台前では、死に至る不治の病と呼ばれていた梅毒も、アラフィフ世代である私が子供の頃、昭和50年代(1970年代)にさしかかる子供の頃では、もう沈静化されていた病気でした。

(もっと歴史について知りたい方は、詳細に説明されているサイト梅毒の歴史についてを参照してください。)

そして2010年では日本国内で年間1000件に満たない患者数が、

2015年で2600件

2016年で4500件

2017年で5800件

と急増しているのが現在の状況です。

原因と症状

梅毒トレポネ−マ(学名:
Treponema pallidum subsp. pallidum)という病原体が感染することによって発症する病気です。

この病原体は低酸素状態でしか長く生存できないため、感染経路は限定され、大部分は菌が排出されている感染者との粘膜の接触を伴う性行為や疑似性行為によるもので感染する。通常の日常生活においては感染の危険性はないといわれています(100%無いわけではありませんが)。

また梅毒の症状は以下に分類されます。

第 I 期 早期顕症梅毒

感染後の約3~6週間後に梅毒トレポネーマが進入した局所に、初期硬結、硬性下疳(潰瘍)というものがあらわれる。また無痛性の所属リンパ節腫脹を伴うこともあります。いずれも無痛性、痛くないというところが見逃したり、また無治療でも数週間で軽快することから、病気が治ったと思いそのまま放置しがちとすることがよくないことになります。

第 II 期梅毒 早期顕症梅毒

第 I 期梅毒の症状が一旦消失したのち4〜10週間の潜伏期を経て、手掌・足底を含む全身に多彩な皮疹、粘膜疹、扁平コンジローマ、梅毒性脱毛等が出現する。発熱、倦怠感等の全身症状に加え、泌尿器系、中枢神経系、筋骨格系の多彩な症状を呈することがある。

これらの症状も、第 I 期梅毒と同様に数週間〜数ヶ月で無治療でも症状は軽快します。

潜伏梅毒

梅毒血清反応陽性で顕性症状が認めらないものをさす。第 I 期と第 II 期の間、第 II 期の症状消失後の状態を主にさす。第 II 期梅毒の症状が消失後、再度第 II 期梅毒症状を示すことがあるが、これは感染成立後1年以内に起こることから、この時期の潜伏梅毒を早期潜伏梅毒と呼ぶ。これに対応して、感染成立後1年以上たつ血清梅毒反応陽性で無症状の状態を後期潜伏梅毒と呼ぶ。

晩期顕症梅毒

無治療の場合、約1/3で晩期症状が起こってくる。長い(数年〜数十年)の後期潜伏梅毒の経過から、長い非特異的肉芽腫様病変(ゴム腫)、進行性の大動脈拡張を主体とする心血管梅毒、進行麻痺、脊髄癆等に代表される神経梅毒に進展する。

以上 引用ならびに参考資料 NIID 国立感染症研究所 梅毒とは

菌が排出されている感染者とはどのような状態かといいますと、上記でいう第Ⅰ期、第Ⅱ期の状態で、何も症状がでていない時も含めて感染する時期です。

検査

不安になると、この症状があらわれたが大丈夫か

今何週目で、この症状がないから大丈夫か

心配したり、自分で自分を納得させたりと、さまざまな思いがめぐり、もんもんとするかと思います

しかしながら、こればかりは検査するしかありません。

また、検査するにも、感染の心当たりがある時からの期間が必要です。

考えただけでも、いてもたってもいられない

そんな心境になりますが、あせっても正確な結果は出ません。

その検査する期間ですが

厚生労働省の梅毒に関するQ&Aでは「第Ⅰ期の最初の数週間は抗体検査をしても陽性反応が出ないことがあるため、感染してから十分な期間(約3週間)をおいて、検査結果を確認する必要があります。」との記載があり、3週間と記載されています。

NHK 健康チャンネルでは「感染から約4週以上経過しないと陽性反応が出ないため、症状が現れてすぐに検査をしても陰性になる場合があります。その場合は、2週間ほど間をあけて再検査を行います。」との記載があります

また医療機関では「6週間以上経過してから検査をしてください」というところも少なくありません。

本当に心配になると、「4週間とは4週間目に入ればいいのか」、「まるまる4週間過ぎなければいけないのか」と過度に心配してしまいます。

私の持論ですが、本当に心配で心配で、いてもたってもたまらないなら、信用できる機関で記載されている短い段階で検査をうけて、陰性であれば、またしばらくしてから検査をうけるということでもいいかと思っています。

その時点で陽性とでたら陽性ですし、陰性であったら少し「ほっ」として、もう一回期間をおいて検査して安心を得るという方法もあります。

何度も受けたくはないから、6週間経過した時点で受けるというのも考えですね

戦前の22万人というのは驚きですが、昨今、年をおうごとに、倍々に増えている現状は見逃せませんね

本当に身近になった、梅毒は決して過去のものでもなく、他人事でもありません

HIVもそうですが、心配になったら、まず検査をするのが第一です

私が検査を受けたら、当ブログで検査体験記でお伝えします

これを読んでいらっしゃる皆様も、過度な心配はしない方がよいです

悩んでも、心配しても、事実は変わりません

感染していたらどうしようと、悩んでもはじまりません

検査して早く知ること

それが一番の解決策です